僕が失ったもの。
時間。
健康。
それから味覚。
僕味覚だけは優れてるって言われてたんだよね。
それは子供の頃から。
僕の味覚と嗅覚は飛びぬけてるって
よく驚かれたり褒められたりしてた。
大人になってから、本職のブレンダーさんに
うちで働かないかって言われたことがあるくらい。
だからいつか、もし自由に働くことを許してもらえたら
それか、トオルさんのとこにいられなくなって
働かなきゃいけなくなったとしたら
そういう資格とって働きたいって夢想してたり。
ほんとに夢みたいなもんだったけど。
でもそれを失ってしまったんだ(悲)
厳密に言えばトオルさんのせいってわけじゃないけど。
でもあの頃の生活がやっぱり僕の体を壊したんだと思うんだよ。
肉体的な処罰がどうこうっていうのじゃなくて。
使われた薬とかストレスの蓄積とか・・・
そんなのが変に作用しあって免疫力が落ちてしまって。
トオルさんが僕をもういいやって思ってくれたのはそのおかげだとは思うけど。
ていうか僕そう思われたかったのかどうかもよくわかんないんだけど。
とにかく落ちた免疫が唾液の量を減らしちゃって。
唾液を出せなくなった僕の味覚は、あっという間に壊れた。
だって舌が干からびたみたいにガサガサでザラザラなんだもん。
今、僕は味がほんとにわずかしかわからない。
それはやっぱり
ちょっと悔しい。
僕の数少ない人に自慢できる能力だったんだけどなぁ。。。
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