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読書

支配と服従。絶対的支配権を行使する主人と、服従するしか生きる術のない子飼いと。そういう立場があたりまえに存在する架空世界のお話です。飼われる人間と飼う人間との愛憎劇をお楽しみください。そして、時々は泣いてね。行き場を失った僕らの魂のために。

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トオルさんね、僕本読むのだけは許してくれるんです。
好きな本好きなだけ読んでいいって。できるだけたくさん読めって。
初めて図書館連れてってもらった時僕感動した。
すっごい数の本棚と本!本!本!
部屋の中はインクと知的な匂いが満ちてた。何て言ったらいいんだろう。
すっごくえらい人たちの仲間入りさせてもらえた気がしたんだ。
僕初めて許してもらえたのもトオルさんの本棚の本
好きに触っていいってことだった。特に辞書とか辞典類。
1人での外出初めて許してもらえた場所も図書館だった。
スーパーとか百貨店とかコンビニじゃなくて図書館だよ?
それは用をいいつけるための外出じゃなくて僕のための外出だったってこと。

これってすごいことなんです。すっごい嬉しいことなんです。
ご主人方の中には子飼いが余計な思想持つとやりにくくなるって
自由にはさせてくれない方もいるんだから。
でも育てて使うつもりだったりいつか仕事任せようとか思ってる子飼いには
そういう制限かけないほうがいいっていう話もあるみたいで。
で、トオルさん僕に制限かけないで読ませてくれる。
トオルさんが僕にいつか仕事手伝わせてくれるようになるかどうか
そんなつもりあるかどうか僕にはわからないけど可能性だけはあるってことでしょ?
それに僕本読むの楽しい。何読んでも面白いって思って。
トオルさんは僕に何でも好きなだけ読んでいいって言ってくれる。
その代わり読んだ本と僕がどう感じたか報告しろって言う。
それで読んだら感想文出すの僕の義務なんだけど
だからくだらない本読んだ時は報告する時ちょっと怖いんだけど(汗)

でもトオルさん僕が読んだ本のことで怒ったこと一度もないんだ。
時々題名見て呆れてたり僕書いた感想文読んで顔しかめることはあるけど。
最初はね、僕感想文書くのも苦手だった。
「誰があらすじを書けと言った」 とかいつも言われてたの。

今でも下手なんだと思うけど僕が書いたことトオルさんに伝わるようになった。
トオルさん 「お前の頭の中はわかりやすい」 って笑う。

最初は義務づけられた感想文書くの難しくて苦痛だったんだけど
僕が思ったこととか考えたことトオルさんが分かってくれるのが嬉しくて。
時々はトオルさん子供の頃に読んだ本と一致してて
その頃トオルさんがどう思ってたかとか教えてくれる。
僕そういう話トオルさんとできる時がすっごい幸せ。書いてよかったって思う。
この記事へのコメント
あしゅらさん、ラムさん
あしゅらさん
あしゅらさんの愛読書が野菊の墓ってちょっと意外でした。
あれって確か悲恋の話でしたよね? 違ったっけ。
僕読んだはずなんですがあまり覚えてないんですけど(汗)
エロ小説家はすごく似合いそうです(失礼 笑)
僕もブログで修行して目指そうかなぁ。
それでトオルさん破産したら僕が養うの(妄想爆裂中)
中原中也はトオルさんの本棚にあります。
僕は特に彼のどの詩が好きってまだないんですけど
あしゅらさん好きな詩ってどれですか?
-------------------
ラムさん
武将の子飼いたちも夜のお相手も勤めてたんですよね。
あの時代は商家なんかでも子供の頃から丁稚でお仕えして
教育してもらいながら育ったりとか普通だったって聞いてます。
僕もいつかトオルさんの役に立てるようになれればいいんですけど。
密かな野望です(笑)
2007/01/28(日) 16:53 | URL | リョウ #JnoDGgPo[ 編集]
めざせ右腕!!
戦国時代には主人の右腕となって活躍した
立派な子飼いの武将だっているんだ。
リョウ君もいつかトオルさんの右腕となって
働ける日がくるといいね。
自由に本読ませたり、文章書く練習させたり、
トオルさん、きっとリョウ君にそうなって欲しいんだよ。
たくさん本読んで、豊富な知識と豊かな感性を
身につけろッ!めざせ右腕だ!!
がんばれーーーーーー!
2007/01/23(火) 17:34 | URL | ラム #3bbijMc.[ 編集]
読書はいいね
あしゅも本大好き!
本屋大好き!
一時期部屋の中が本だらけで本屋みたいになってたス
ネットでも読み物色々あるけど
やっぱり紙の本がいいね
高校生までは「野菊の墓」が愛読書だったり・・・
おんなじ本を毎年読むの 何年も何年も続けて
ストーリーはわかってるけど その時々で感じ方が違ってるのが楽しくて
中原中也も大好きだったなぁ~(遠い目・・

あしゅの密かな野望はエロ小説家になることだったり・・・
2007/01/23(火) 13:50 | URL | あしゅら #-[ 編集]
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