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理解を阻む壁

支配と服従。絶対的支配権を行使する主人と、服従するしか生きる術のない子飼いと。そういう立場があたりまえに存在する架空世界のお話です。飼われる人間と飼う人間との愛憎劇をお楽しみください。そして、時々は泣いてね。行き場を失った僕らの魂のために。

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“「お前には理解できない」
 これは理解することを阻む言葉だ。
 理解しようとすることを拒否するくせに
 理解できないことを責める言葉だ。”

そんな一節が去年読んだ本の中にあったんです。
僕は何度人に 「あんたには理解できないよ」 って思ったんだろう。
実はこないだも僕を心配してくれる人に
「あなたには理解できない。理解してくれなくていい」
って言ってしまったところ。

人とすれ違ってしまった時、相手が僕に恐縮しまくってると僕は
「違う人間なんだから簡単に理解できなくて当たり前。ゆっくりやろう」
なんて分かった風なことを言うくせに
僕を理解してくれようと懸命になってくれる人には
無理って突き放そうとしてしまうところがある。
どうしてなんだろう? 理解されたくないわけじゃない。
でも・・・理解できるとは思いがたいし・・・と怖くなってしまう。
求めてから得られないのは嫌なのかもしれない。
自分が要らないって思ってる時は平気だけど
理解して欲しいって思い始めてから
理解してもらう努力を始めてから
それからやっぱり理解できないわってなるのが怖いから
その時は努力した分、求めた分きっと傷つくから
僕は最初に離れたくなるのかもしれない。
これって卑怯かなぁ。弱いんだよね精神が。どっぷり自己嫌悪。



・・・・だけど。
それでもやっぱり
人と人には理解を阻む壁があることもあると思う。
それはどんなに努力しても望んでも
どうやっても超えられない深い深い谷間と
見上げることすらできない巨大な岩壁。
諦めることが救いになることもきっとある。
それともこれは
諦めてしまったことへの言い訳?
いつかこの考えが覆されることはあるのだろうか。
この記事へのコメント
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2007/02/02(金) 00:58 | | #[ 編集]
しょうさん、Aさん、ホンゴウさん
しょうさん
放っておくのが優しさなときと
放っておくことが返って傷つける時とありますよね。
僕はそういうときの見分けがつかないんです。
勝手に悟ってしまった時と相手があからさまだった時との
見分けもつけることができません。
もっとも僕の方から近づいていくことは少ないんで
たいていの場合僕の問題を読み取った人が
それか僕にとって問題でないのに問題と考えてくれた人が
理解しようとしてくれる時に問題が起きてる気がします。
そういう時僕は無意識にアピールしてしまったんだろうか?
それともこの人が鋭いんだろうかというとこでも悩んでしまったり。
でもこれは僕もその相手を好きな場合の悩みで
話してて腹立つような相手だと聞き流せたりします。
-----------------------
Aさん
>人はお互いを完全には理解し合えないと認め合うこと
>この人は、こんな時、こう感じるんだとわかりあえて
僕ののぞみは最初からそこにあります。
僕が「もういいよ。あなたには理解できない」と思う時
理解できないままそのままの僕を認めてくれという気持ちがあって。
だけどたいていの場合ほとんどの人が
そのままの僕を認めてはくれない。
それは多分僕があまりに異質だからなんだろうけど
自分側の理解にあう形に僕を教育してくれようとする。
そういう時に感じるもどかしさをもてあましてるんです。
多分そういう時構えたいのは僕じゃないんです。
-----------------
ホンゴウさん
訂正しますね。
全くの別世界で生きてきた別世界に生きる人間には超えられない壁が
あるんだと思うんですけどそれを“伝えることは”拒絶になるんでしょうか。
そこには確かに諦めも含まれてる気がします。
だけどそれを伝えるとたいていの方が怒るか傷つくかしてしまう。
拒絶したいわけじゃない。だけど理解は無理。
そのまま認めて欲しいという気持ちを伝えるたびに
かえって溝が深くなったりしてジレンマに陥る僕です・・・。
曖昧に笑って流すのは僕にストレスがたまってしまう(困)

ところでホンゴウさんは女性の方でしたか!(失礼)
てっきり男性の方かと思っていました。本のところで何となく。
2007/02/01(木) 11:14 | URL | リョウ #JnoDGgPo[ 編集]
>全くの別世界で生きてきた別世界に生きる人間には
>超えられない壁があるんだと思うんですけどそれは拒絶になるんでしょうか。

私はそれを拒絶だとは思っていませんよ。
男性と話しているときなんて、根本的に理解することなんて絶対不可能だといつも思います。こんなとき超えられない壁を感じますが、(性別という先天的なものと、生きてきた環境という後天的なものを比べるのは、筋違いかもしれませんが)これは拒絶でしょうか?
どちらかというと、諦めに近いかな、と思います。

相手が自分を理解し得ないだろう、と感じているけれど、相手は自分を理解しようとなおも努めているときは、とりあえず曖昧に笑っています。
答えづらい質問には、質問で返します。
良い方法なのかどうかは分かりませんが、角はたちません。
2007/01/29(月) 09:39 | URL | ホンゴウ #-[ 編集]
理解し合うということは、もしかしたら、
人はお互いを完全には理解し合えないと
認め合うことかも知れません。

理解し合うということは、もしかしたら
相手の感情を全て取り込んで
自分のものとして共有し、同化することだけが
理解ではないのかもしれません。

リョウさんは、誰も自分を理解できないと思ってて、
それは多分ほんとのことで、
だけど例えばリョウさんだって
あなたの子供の頃の話しを読んで
近所で元気に遊んでいる男の子を見たら涙が出て
それは同情なんていう言葉では表せない、
もっと胸の奥深くの痛みなんだって言う人がいても
彼女の気持ちはわからないでしょう

それでいいと思うんです
この人は、こんな時、こう感じるんだとわかりあえて
それをたくさん積み重ねていけば。
一生懸命言葉を尽くしあった相手の言葉は
今すぐではなくても
きっと心に残るはず。

構えなくてもいいんじゃないかな、こう思うよって素直に
伝え合うだけで充分じゃないかな








2007/01/28(日) 22:37 | URL | A #-[ 編集]
なるほど...
リョウくんは本当に事の真髄に触れることを言うね。

相手の問題を相手の態度や表情から勝手に悟ってしまった場合は、放っておくのが優しさなんじゃないかと私は思ってる。放っておくけど、いつもと変わらずに接する。そうしたいし、そうされると心に沁みる。ただね、あからさまに表す人がたまにいるから・・・。。。

喋っていると腹が立ってくるような相手とは、攻撃的なホルモンが分泌される前に適当に笑ってはぐらかしたり、その場を去ったり、しばらくクチをきくのを止めたりするのはどうかな?「ははーそうですかぁ」とか「んふふぅそうですよねぇ」「そんなことないですよー」とか乾いた感じで適当なことを言っちゃえば?

リョウくんのブログやコメントを読む限りでは考え方や感性が「普通じゃない」とは思わないけどな。自分が異質に思える状況って確かにあるけど、その異質っぷりを楽しむのも良いのでは?視点を変えればみんな自分と違っていて面白いものだよ。
2007/01/28(日) 21:47 | URL | しょう #-[ 編集]
豚ちゃん、しょうさん、さやかさん、バシさん、ホンゴウさん、あしゅらさん、内緒さん、風太さん
豚ちゃん
難しいですね・・・。
でも僕理解してもらえたら嬉しいってのも多分あると思うんですけど
それ以上に“違う風に理解される”のが苦痛なのかもしれません。
-----------------------
しょうさん
僕はそういう時他人を責めることで溜飲をさげたいんじゃなくて
伝わらないいもどかしさや苛立ちをぶつけてるような気がします。

>相手に自分の問題を悟らせずに墓場まで持っていくべきだ
でも悟るのは相手の問題で相手の自由でもありますよね。
これ見よがしにチラ見させておいて触れるなじゃ
言い分が通らないけれど別にそれを全面に出してるつもりはなくても
ただはたで見ていて悟ってしまうこともありますよね。
意図したのと違うところで意図せず悟られてしまうこともあるし。
そしてそういう場合悟る人っていうのはとても優しくてお人よしで
繊細な人が多かったりする気がするんです。気づくくらいだから。
そういう時に、すりあわそうとしてそれでも“ズレ”をどうにもできないと
頼むからもう触らないでくれという気になったりする。

理解できないのは当然で、だからといって付き合えないわけでも
敵対しなきゃいけないわけでもなくて、だから別の部分見て
認め合えるはずだしそれがベストだと僕も思うんです。
だけど困るのは、“それでも”相手が理解したいとあがいてくれる時。
そこに“理解できないのだ”とつきつけるのは残酷で傲慢で
だけど“理解できるまでつきあおうとする”と今度はこっちが消耗する。
そういうことってありませんか?
僕は時々僕を理解しようとしてくれる人と
つまり僕に好意を持って近づいてくれる人と
切り付けあうような会話になってしまうことがあるんです。
そういう時どうしたらいいか・・・・それが見つかりません。
---------------
さやかさん
僕は分かりあえた気分になったこともないなぁ・・・。
最初からどこかに諦めがあるのかも。
共振できる相手か~。出会えるといいな。
でも・・・であったらそれはそれで辛くなるかもしれないな。
-----------------------
バシさん
コメントありがとう!! 嬉しいな。感激。
人のことを「決め付けない」。
自分から人への対応はそれでいいとして
人から自分へ向けられたものへの対応はどうしてるんでしょうか。
僕は・・・突っぱねたいわけじゃないんだけど
どうしていいかわからなくて結局逃げてしまってる。
------------
ホンゴウさん
そうです。『図南の翼』です。
僕これ読んでちょっと反省したんです。
けど・・・それでもやっぱり言いたくなることはあって。
責めるつもりでは使いたくないし拒絶もしたくない。
でも、どうしても理解できないだろうと思うとき
いったいどうしたらいいんでしょうね。
全くの別世界で生きてきた別世界に生きる人間には
超えられない壁があるんだと思うんですけどそれは拒絶になるんでしょうか。
---------------------
あしゅらさん
僕相手を分かったと思ったことはないんです。
無理に分かろうとしたことも多分ないんです。
あ、そういうものなのかって思ってきたので。
でも人から見ると僕は多分“異常”で“普通じゃない”。
だから人から見て僕は理解できない変な存在。
だから分かろうとされる・・・その時どうしたらいいか悩むんです。
---------------
01/25(木) 16:52の内緒さん
僕は傷つきたくないけど傷つけたくもない。
拒絶したいわけでもない。むしろ近づきたい。
だけど理解しようとしてくれてそれは無理だと感じるとき
無性に泣きたくなってる僕がいて。そういう自分をもてあましてる。

メールは僕はしないのでせっかく教えてもらったけど使わないと思います。
でももし使うことがあったら利用させてもらいます。どうもありがとう。
---------------
風太さん
僕近づきたくて努力したことはあまりないかも。
元々人付き合いがとても少ないので。
でもちょっと知り合った人に
「理解できない」とか「理解したい」と言われることはとても多くて。
そういう時の対応に困る自分もてあましてます。
2007/01/28(日) 17:12 | URL | リョウ #JnoDGgPo[ 編集]
コメとお詫びとお礼。
理解を阻む壁・・あると思います。
相手に近づきたくて、近づいて欲しくて、
それを壊そうと、乗り越えようと努力するんだな・・。

今の私には到底無理だけど、懲りずにまた努力するかも。

リョウさん、
「自分最優先の答え」じゃなく「母親最優先の答え」を選びました。

気持ちの整理はつけないまま、明日言いに行きます。
気持ちの整理をつけようとがんばったけど、もう悩むのに疲れたよ。
7ヶ月やよ・・。(悩み過ぎ・・

ココロは持ちこたえても、
いよいよカラダに色んな怖い事(?)が起こり始めたしね。

リョウさんに言った事だからリョウさんちにお礼に来ました。
気を煩わしてごめんなさい。ありがとうございました。

G@TENさんの所でリョウさんとくっつけなくて残念やったなぁ・・(* ´艸`)フフ
そだね。浮気するわけにはいきませんよね~
2007/01/25(木) 20:13 | URL | 風太 #SFo5/nok[ 編集]
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2007/01/25(木) 16:52 | | #[ 編集]
相手のこと100%わかっちゃったらつまんなくない?
わかんないからこそ わかりあえるように努力もするだろうし・・
ちょっとずつわかりあえれば それでいいと思う

病み上がりで支離滅裂で失礼します
2007/01/25(木) 15:40 | URL | あしゅら #-[ 編集]
『図南の翼』ですね。読んで以来、「あなたには分からない」とは言わないようにしています。

でも、100%他人を理解するなんて、不可能だとやっぱり思いますよ。
傷つくのを恐れるのは、防衛本能ではないでしょうか。傷ついた経験があれば、傷つくことに恐れを抱くのは当然のことだと思います。
でも、リョウさんのことを理解しようと努力する人は、きっとリョウさんに対してなんらかの好意を持った人だと思うので、あんまり冷たくしないであげてくださいな。

もろともに冬幾たびを籠もりつつ君こそもつと知りたきひとり 今野寿美

という短歌があります。100%理解しきることはできないからこそ、他人に惹かれるのかもしれないな、と思います。

まったく関係ないですが、『魍魎の匣』の前に、できれば『姑獲鳥の夏』を読んでおくことをおすすめします。読まなくても平気ではありますが、姑獲鳥がシリーズの1巻目ですので。
2007/01/25(木) 01:15 | URL | ホンゴウ #-[ 編集]
独り言です。
人のことを「決め付けない」ことを決めています。
人に対する印象をどこかぼんやりさせておくんです。
「ちっとも分かってくれない」って感情をぶつけられることもありますが、
誤解はしないので、時間をかると、すごーーくかけると、
オリジナルの関係性が構築されます。
リョウさんことも、
「どんな人なのかなー」って、
ほんやり、ふわふわと漂わせて、
言語化してません。

こんなコメント・・・・ですが、約束したもんね!!
2007/01/25(木) 01:09 | URL | バシ #-[ 編集]
幸せな幻想
 「あんたには、わからない。」
でも、その言葉はよく分かる(笑)
どんなに分かり合った気分になっても
別の人間なんだから所詮幻想なんだって言われた事がある。
だから、分からなくていい。
理解しなくていい。
努力しなくていい。
たくさん話して、たくさん聞いて
たくさんの時間を一緒に過ごす・・・・。
ただそれだけでいい。
いつの間にか好きになり、パソコンの前で思わずにやけしまう。
そして、ちょっとだけ一緒に泣いて、いっぱい一緒に笑う。

 でもねぇ、どんなに分からないと思っていても
気持ちが共振する相手がいる。
それは、相手が分かってくれたんじゃない。
自分の中に起る不思議な奇跡。
さやかは、今までに二人だけそういう人に出会った。
リョウくんにもいつかその奇跡が訪れますように・・・。
それまでは、とりあえず、おしゃべりをいっしょに楽しもう。
2007/01/25(木) 00:13 | URL | さやか #DS51.JUo[ 編集]
ずーっとずーっと昔は私も「どうせ誰も私のことなんて分からない」なんてクサクサしていた頃があった。

相手を理解しようと必死になったこともあった。相手に「どうせ理解できない」と言われた。

「どうせ理解できないだろう」と思うのなら相手に自分の問題を悟らせずに墓場まで持っていくべきだ、と今も昔も一貫した私のポリシーの一つ。理解しようとする姿勢は実はとても鬱陶しいことが分かった。適当に相槌を打ってもらうくだらない会話の中にこそ答えがあることも分かった。正論なんて、いらないんだよね(腹を立てていると、ついやっちゃうけど・・)。

自分で解決策を見つけられない代わりに、他人を責めることで溜飲を下げるとき「どうせお前になんか理解できない」と思ってしまう気がする。

理解できない部分があるのは当然だから、別の部分を見て認め合うのがベストだね~~。。。所々に壁があるだけだと思うんだ。
2007/01/24(水) 21:13 | URL | しょう #-[ 編集]
理解するのは難しいよね。
他人だもん・・・
でも少しでも理解してもらえると
嬉しいよね・・・
2007/01/24(水) 20:26 | URL | 豚ちゃん #-[ 編集]
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