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空想の始まり

支配と服従。絶対的支配権を行使する主人と、服従するしか生きる術のない子飼いと。そういう立場があたりまえに存在する架空世界のお話です。飼われる人間と飼う人間との愛憎劇をお楽しみください。そして、時々は泣いてね。行き場を失った僕らの魂のために。

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ブログを初めてしばらくたった頃
僕はあるブログにたどり着いた。
他の人のブログのリンクから辿って辿った先の3つめのブログ。
他の人とのやりとりが楽しくなってきてた僕は
そこでもコメントを残した。ほとんど勢いだった。
ただエロ話したかったっていうんじゃなくて
そこではちょっとお礼を言いたい気持ちになったからだった。

何でかって言うと
そこではゲイ!とかノンケ!とかだけじゃなくて
もちろんS!とかM!っていうんでもなくて
自分のアイディンティティに一度は苦しんだことのある人達が
セックス話楽しむ以外にもちょっとまじめな会話してたりしたから。

僕はずっと長い間、自分の本質について悩んでた。
僕はマゾ? 僕はゲイ?
それとももしかしたらそういう扱いに慣れちゃった・・・だけ?
ブログを始めていろんな人がコメントくれて
書いたり書かれたり、それはとても楽しかったんだけど
でも僕は違和感を感じずにもいられなかった。
積極的なM嬢さんたちのブログやコメント読むと
自分のスタンスとはちょっと違う気がして淋しさ感じたりとか。
羨ましくなったりもしたけど。それから興奮したりとかも。
でも僕は元々見つけたかった“ 仲間 ” は
どこにも見つけられないでいた。“ 同類 ” がいない。

その偶然たどり着いたブログでは
やっぱり僕と同じ立場の“ 仲間 ” はいなかったけど
でも自分のスタンスについて悩んだことのある人達が会話してて
それは僕にとって励ましになった。安心感につながった。
あ、こんな風に悩むのって僕だけじゃないんだ、とか。
あー、そういうふうに開き直るのってありなんだ、とか。

僕は例えば街中で、
グループになって笑いながら通りすがっていく人達を見て
そこには絶対入っていけないんだみたいな疎外感感じてたりしたから
そのブログで交わされてる会話みて親近感覚えたりしたんだ。
ちょっと救われた気がした。それでお礼言いたくなった。

でも書き込む時ちょっとだけ違う気持ちもあった。
そこのブログのオーナーは
何ていうかものすっごい単純豪快? な人で
自分がゲイだってことで悩んでる人に対して
すっごくあっけらかんと
「ゲイだって自由に生きればいいじゃん」
みたいなこと平気で言っちゃう人だったから
僕の暮らしについて書いたらどう反応するのかな、みたいな。

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