中の人会議

で、お前はどうしたいの？

僕はまだ書きたい。それにもっと話したい。

書いてもらいたいね、私も。
書き終えられなかった私のあれのかわりに。

え？それって･･･。

つか、お前も書けばいいじゃん。

そうもいかなくてね。

なんで。

どうも単純に自分の意思だけの問題ではないというか･･･。
書き終えていないという気持ちはあるが
あれが“降りて”こなくなってしまって随分たつ。
もう私にはあの“僕”のまま書くことができそうにない。

わけわかんねえ。
でもリョウとロイの話は結構共通してるだろ？
話あわせてけばいいじゃん。
つか、二人ともあれをあくまでも自分の体験と主張するもりか？

･･･なんと言ってもらいたいのだ。

別に。

何かやな感じ。康介さんは自分だけきれいでいたいんだよね。

何だよそれ。

だってそうでしょ。
自分だけそんな思いはしたことないって言いたいんだ。
だから僕らを否定する。

や、俺ロイは否定してねーけど？








それどういう意味。


まぁまぁまぁ。
認めたくない気持ちは理解できる。
それに実のところ今は･･･私も体験として断言する自信はない。

そういう問題じゃないよ。
康介さんの中には軽蔑するみたいな気持ちがあるんだ。


なんでだよ！

だってそうじゃん！





･･･嫌悪感があったことは認める。
つうか実は今でもある。すまん。
でも軽蔑はしてない。
そんなつもりは毛頭ない。

じゃ、なに。


恐らく･･･怖いのだろう。

ああ？

違うかい？怖いのだろう。実は君がいちばん怖がりだから（笑）

僕最近そういう気がしてきたとこ（笑）

あーーーそーーーですか。
んじゃ勝手にしろ。
いーよそれで。
つーかね、そんなことどーでもいーんだよ。
奥の奥の底の心情なんてどうせ俺たちですら互いにわかりゃしない。
わかっても仕方ないし。

果たしてそうかな。

うーん･･･そうかな･･･。


いーの。そういうことにしとけ。
で、問題はこの先どうするかだ。ブログの件に限定して。


･･･。

書けよ。

･･･。

書きゃいーじゃん。
なんでそこで止まんの。
書きたい気持ちがはっきりしてきたのに。


･･･兄ちゃんに嫌われたくない。


不毛。

え？

不毛ないじいじ禁止。

どういう意味ですか。

不毛なうだうだも禁止。

だからどういう

めんどくせえ。



まあ待ちなさい。現実的に行こう。
おそらく君が書こうが書くまいがそのことに関しては
実際に何かが変わったりすることはあるまい。
辛いのはわかるがそろそろ踏み出す時期ではあると思う。
自分自身、踏み出すべきだと考えての行動なんだろう？


あのね。
お宅らがあくまでもソノ話を書きたいんだったら俺は関知できねえの。
いや、そりゃ稀に触発されて出てくる記憶がないとは言わないよ。
場合によっちゃ･･･そう･･･俺にも湧いてくるなら一緒に書いてもいい。
でもそうするとストーリーとしては大幅に狂うわけよ。その時点で。

どうも君だけ差異があるようだからな。
ソノ記憶に関しては。

俺だけじゃねーし。
つうかお前ら二人が特殊なんだよ。

そうやって自分だけ普通でいようとする･･･。

んなことないって！

こうしよう。
我々の悪い癖は捨てて、極力臨機応変に行く。
つまるところ筋道を立てようとしない。

ついでに時間経過無視ね。
思いつく端から書け。
前後の説明なんて後からいくらでもできる。
瑣末な説明とっつけようとすることで
“降りて”きた“本題”が消える方が痛い。


･･･うん。それは僕も痛いです。
なんかね、僕もあれからそんな感じで。
“湧いてきた時”しか書けなくて。




「子飼い物語」てどーよ。

ええと･･･？。

･･･。


いーじゃん。
後から編集したくなれば編集すりゃいいだろ。
“湧いて”くる文、“降りて”くる文、とにかく書きとめて
後から順序だててまとめたっていいんだし。
必要なら注釈でも講釈でも何でも付けたして。
でもまずは作るんだ。「物語」だよ。「物語」に作るんだ。



だんまり禁止。
「子飼い物語」で決まり。


あの～でもそれって･･･あんまりにも･･･その

なんと言うか


黙れ。
いーの。
あくまでも「お話」ここ強調。
創作だよ。フィクションだろ。
脳内世界だってことで何でもＯＫになる。
お前らがいちいち悩むあれとこれの辻褄が･･･とか誤解が･･･とか
でもそれを説明したらあれを話さなきゃならなくなる･･･とか
だからってあれを話したらこれが困る･･とかうんざり。
脳内世界のできごとならどんな相手にだって
それこそ司法にだって文句は言えない。


確かに同じ轍にはまり続けるのもどうかとは思う。

それでいこう。

センスないけど。

うるさい！！




つまり･･･なんだよ。
お前らの主張する世界を総合してだ
世の中にゃ庶民の知らない世界がある、と。
袖触れ合うことすらない雲の上のお方たちには
一般常識とはかけ離れた世界がまかりとおってる、と。


･･･なんかいきなり喧嘩売ってるような･･･。

君が言うとなぜこうも不穏に聞こえてしまうのか。

やかましいわ。


しかしそういうことにしておこう。
それこそフィクションなのだから。
ＳＭだろうがＤＳだろうが同性愛だろうが虐待だろうが
受け止め方は自由だ。読みたいように読めばいい。

そうそう。
それで萌えるも一興。憤るも一興。


じゃ、僕まだ書いてもいいですか？トオルさんとのこと。

好きにすれば？

むー。

そういう言い方はよくない。

ていうか書けって言ってるじゃん。
頼むからさっさと書いてくれ。
書ききるまで終わりにできないっていうんだからさっさと。
俺の行きたいとこはその先にあんだから。


･･･正直、書いたところで終わりにできるのかなど定かではないが。

でも気持ちの整理はつくかもです。

うん。
じゃ、そういうことで。




それにしても気の長いことになりそうで。

老衰するまでに終えたらよしとしよう。

そこまでか！




･･･もしかしたら･･･僕はただ忘れたくないだけなのかもしれません。
忘れたくないんです。
なかったことにされたくないんです。
僕がいなかったことになってしまいそうで･･･怖いから。


心配ない。

ゆるゆるといこう。
孤独を乗り越えた者は強いが、孤独でない者もまた強い。
今は･･･互いが互いを否定せずにすむのだからそれだけで何よりだ。

･･･うん。